ハンドメイドルアー

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ハンドメイドルアー



 
 ハンドメイドルアーは小学生の頃から作ってましたね。自分がハンドメイドルアーを作り

 始めた頃、ルアー雑誌はアングリング、バス雑誌らしきものもタックルボックスしかなかったな。

 しかも学級新聞みたいに薄い奴だった。その後バザーやらなんやらが創刊されたのも、

 だいぶ後になってからだったな。今でこそインターネットで何でも好きな情報を取れる時代

 だけど、当時はホント何にもなかったんですよ。

 ハンドメイドルアーについて

 
作品集1



  上の青白ツートンカラーのミノーで66センチの雷魚を釣った時は、

 嬉しかったな。 下のミノーはシーバスを釣り過ぎて、ボロボロに

 なってしまったので、引退しました。

 それにバスを結構釣ったプラグが見付からないんだよな。

 何処行っちゃたんだろ。



 上のルアーは人に貰ったのと、真中のやつはどっかで拾ったハンドメイド。

 当時はハンドメイドルアー作ってる人も、数人しかいなかった。

 自分が覚えてる最初のハンドメイドは「ハンクル」じゃなかったかな?

 当時小学2年生でルアーやってる奴、ましてやハンドメイドルアー作ってる

 奴なんか皆無でしたね。なんかの雑誌にハンクルの作り方が載ってるのを見て、

 真似したのが始めでした。

 ルアーメイキング






 その@
 まずは、自分の作りたい好きな形の絵を描いて、それを厚紙に起こします。

 それをバルサにあてて、ボールペンでその型を2つトレースし、切り抜く。

 切り抜くのは、糸鋸でもなんでも良いんだけど、自分はメンドクサイんで、

 カッターで切り抜きます。その際出来れば、カッターの刃が折れて顔に

 飛んで来ても良い様に、ホームセンターに売ってるゴーグルは買っといた

 方が良いと思いますよ。1000円以下の安いのもあるし。

 カッターの刃が折れて、ほっぺたを切ったってたかがしれてるけど、

 目に入っちゃった日にゃ下手すると、失明しちゃうんで、目だけは守るように

 気を付けて下さい。







 そのA
 切り抜いた2つを両面テープで貼り合せて、型通りに切り抜いてこんな感じ

 にします。次にサンドペーパーで面取りをしていきます。自分のとこは、

 グラインダーがあるんで、荒磨ぎをして、最後に番手の大きいペーパーで

 磨いてます。









 そのB
 アイ製作+シンカーの埋め込み。まず綺麗に磨いたバルサをカッターで2つに

 します。この時、両面テープは外します。

 このパターンは16ミリのステンレス棒に、2号〜5号位のシンカーを通して、

 サイドをPEで巻いて、瞬間接着剤で固定します。ホントはもっと小さくて、

 比重の重いシンカーを使えば良いと思うんだけど、うちにこのシンカーが

 使い切れない程あるんで、これを使ってます。

 アイとシンカーの溝はカッター彫刻等を旨く使って彫ってみて下さい。

 これは大事なんだけど、シンカーを入れたら、2つを合わせて、外側を

 セロテープでも、輪ゴムでもなんでも良いんで、仮止めして、風呂でも

 バケツでも水を張って浮かべてみて下さい。ここで、オモリの重心が真中より

 下の方にないと、上下逆になったり、大概は横になっちゃいます。

 そうしたら、テープを外してオモリの位置を調整します。旨く行けば

 こんな感じで目が上になって浮きます。一番手前のシンキングも同様です。






 そのC
 アイとオモリを入れて、接着剤ではったら、目を入れる所を作って、

 次の段階です。







 そのD
 自分はダンボールで作ったんだけど、塗装用の箱を作ります。

 下塗り用セルロースセメント(ウレタン)のディッピングをしたら、

 こんな風に乾燥させます(5、6回)最後に水に浮かべて、泡が出てくる

 ようなら、密閉されていないので、そこにクリアーのボンドなんかを流して

 穴を密閉します。





 そのE
 マスキング台を作って、上下に白の下塗りを何度かします。

 ダンボールで作ったマスキング台は、アルミを貼る場合、アルミに色が

 飛ばないようにする為に必要ですが、全体をカラーリングしてしまう場合、

 レッドヘッドなんかは、全体に白の下塗り+本塗りをした後、

 マスキングテープを貼って、頭を赤にしたら、吊るして乾燥させれば良いので

 マスキング台は必要ありません。









 そのF
 サイドをアルミにする場合は、アルミホイールの裏に型紙を合わせ、

 ボールペンで型取りをした後、ハサミでカットします。

 それを下塗りをしたルアーのサイドに貼り付けますが、ウロコ模様なんかは、

 ヤスリの上にアルミを置いて、布で擦ってあげると模様が入ります。

 それを、ルアーのサイドのRに合わせて、軽くなでる感じでRを作って

 行きます。あまり強く擦り過ぎると、ウロコ模様が無くなってしまうので、

 気を付けて下さい。上下の多少のしわは気にしないで下さい。

 気にする人はゴムへらなんかで中央から外に向けて、しわを伸ばして下さい。













 そのG
 上下の色付け。まず、上下の色を何度かに分けて塗っていきます。

 今回は腹をシルバーに塗って、背をブルーに塗ってみました。

 マスキング用に塗りたい所だけにスプレーがいく様に上のような厚紙を

 作っておけば、サイドのアルミに色が飛ばずに便利です。

 エアブラシを使った事が無いので聞いた話なんですけど、エアブラシは

 相当細かく霧状にカラーを噴出出来るので、そんなにマスキングは

 気にしないでも、アイを手で持って色付け出来るようです。

 自分はダイソースプレーでやっているんで、この位で十分かなみたいに

 やむなく納得してますが、マスキングをきっちりやるのと、時間をかけて

 何度も薄く塗っていけば、相当出来が良いのが出来るはずですよ。

 因みに乾燥時間は1塗りに対して1日程度は取った方が良いですかね。

 上下の色を塗り終えたら、クリアーラッカーを2、3度塗ってよく乾燥

 させます。



 ウロコ模様を作りたい場合は、台所に使う三角ネットを上みたいに

 切ってスプレーする事でウロコ模様が出来ます。





 そのH
 アイを装着後、セルロースに何度か浸けて完成です。

 アイはダイソーで買ったビーズとテディーベアに付いているような

 ぬいぐるみ用のアイです。

 完成品はこんな感じ。半年位でこんな感じに出来ました。




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